主催者の言葉 1/2

アトリエドーブ主催 山田直広

  これは彫金に限ったことではなく、他のどんな世界においても言えることだと思いますが「やりたいと思ったら、 何はともかくまずやってみる」そして「続ける」ということ。それが全てだと思います。

   「彫金という仕事は器用不器用で決まる」と言う人もいますが、私はそれは意外と関係ないと思います。 作るのが巧い人とはどういう人かと言うと、つまりどれだけの数をこなして来た人であるかということ。絵画で言うならデッサンを何枚描いたか、 仮にその人が1000枚のデッサンを描くとしたら、

始めた頃から1000枚を数える頃にはデッサン力は全く違うレベルに達している筈で、それと全く同じです。 生徒の中でも、作り始めた頃は目で形が捉えられずに「何だこれ?」という形のものを作っていた人がいましたが、 彼はそれでもコツコツと作り続け、今では安定してものを作る技術を得て、自分のショップを構えています。 私自身も初めはそうだったということも含めて、実際にそういった人がいる限りやはり器用不器用というのは言い訳にはならないと思います。